3月16・17日は、初めての与那国島でした

与那国島に到着したのは、正午過ぎでした。与那国ホンダで軽自動車を借りて、まず出かけたのは、与那国島で最も標高の高い山宇良部岳です。頂上直下まで軽自動車で入れますが、駐車スペースが少ないので要注意です。すでに、先客が4名ほどおられ、ネットを持ってポイントを確保しておりますので、しばし、採集風景を観察して、久部良岳へ移動しました。

ここでも採集者が1名おられましたので、シロミスジやヒメアサギなどを撮影した後に、今回のもう一つの目的であるタイワンモンシロチョウを探してみます。与那国ホンダのSさんからある程度情報をいただいておりましたので、車で流しながら探しますが、どこへ行っても見つけることは出来ませんでした。

久部良岳山頂付近で吸蜜をしていたヒメアサギマダラ♀です。近年、西表や与那国では定着しているようですね。

D600+70-200F4VR iso100 F5.6 1/250秒(トリミング)

16日の夜は、Sさん宅へおじゃまして、ゆんたくというか蝶談義というか泡盛をいただきながら、楽しい時間を過ごすことが出来ました。ここで、もっとも若いYさんがタッパンとホリシャの展翅をしており、この風景も撮影させていただきましたが、今回は掲載を見合わせますね。

明けて17日、朝食を終えて向かったのは与那国岳という島のほぼ中央に位置するピークですが、2時間ほど粘りましたが、ホリシャルリの姿を見つけることは出来ませんでした。

軽く昼食を済ませた後、久良部岳へ向かいました。駐車場所でYさんにお遇いし、ホリシャを3頭採集とのこと、ピークには誰もいないことを確認しました(ラッキーかも)。20分ほど歩くと電波塔のあるピークですが、到着するといきなりのスコールです。運がないなあと思っていたところ、しばらくすると空が明るくなり、樹上を小さなシジミが飛んでおり、葉の上にとまりました。今回は重いレンズを持たずに来ましたので、200mmで撮影するしかありません。その後、もう1頭現れて、追尾飛翔の始まりです。スゴイ勢いで飛び回ります。置きピンで狙いますが、思ったように撮影できないままネットを持った(私より)ご年配の方の登場です。撮影した個体を確認させてもらい、ホリシャルリの撮影終了となりました。

まあ、樹上の蝶の場合には捕虫網とでは勝負になりませんし、そんな気もありません。採った蝶を撮影させてもらえば十分です。

久部良岳山頂で占有行動をとっている羽化不全のホリシャルリシジミ♂です。

D600+70-200F4VR1.4倍テレコン iso250 F5.6 1/500秒(トリミング)

久部良岳山頂で占有行動をとっている別個体のホリシャルリシジミ♂です。後翅の一部が破損していますね。

D600+70-200F4VR1.4倍テレコン iso180 F5.6 1/1000秒(トリミング)

一番上の写真に写っている羽化不全のホリシャルリシジミ♂がネットインとなりました。

E-PL5+MZD60mmマクロ(トリミング)

 

この後も懲りもせずにタイワンモンシロを探しましたが、うーん、見つかるのは他のシロチョウばかりです。特にタイワンシロチョウやクロテンシロチョウにはドキッとさせられましたが、やはりちょっと早かったようですね。来年以降、ゴールデンウィークあたりで与那国へ行く口実が出来ましたので、良しとしましょう。

与那国島で撮影した残りの蝶たちも、載せておきますね。

それから、次いつ来られるかわかりませんので、Dr.コトー診療所、日本最西端へは行ってきましたよ。 

すでに、本州ではギフチョウモードへ突入しているようです。春分の日は、飲み疲れと天候がイマイチなので、撮影をパスしました。次は、23日(土)でしょうか。