7月最後の月曜日は、鈴鹿のキリシマミドリシジミです

7月30日(月)は、お休みをいただきキリシマミドリシジミを見に行きました。本当は先週行きたかったんですが、休みを取ることができなかったため、この日となりました。

疲れもたまっており、出発はやや遅めです。事前の情報であまり活発な状況でないこともあり、現地到着は10時前です(いつものことながら遅い到着ですね)。

すでに、採集者が3名ほど来られておりましたが、ほとんど飛ばないようで、少し情報収集の後に嫌いなヒルが生息する場所へ移動しました。

11時過ぎから陽が射すようになり、キリシマ♂が飛び始めましたが、あまり活発ではなく、たまに飛び出してきますが、すぐに葉裏にとまってしまうようです。しかし、突然5頭ほど飛び出してくるような場面もあり、動きが読めない中で、はるか向こうの杉に止まりました。しばらくすると開翅して谷の下のほうへ飛んでいきました。

谷を挟んではるか向こうの杉の葉にとまりました。写真中央です。D7000+シグマ50-500(500mm)でこの大きさです。(上下カットしました)
谷を挟んではるか向こうの杉の葉にとまりました。写真中央です。D7000+シグマ50-500(500mm)でこの大きさです。(上下カットしました)

チャンスらしいチャンスもないまま、午後1時を過ぎると飛び出す個体はいなくなりました。本日はここまでとあきらめて、駐車場へ向かう途中、ひらひらと緑色の物体が下りてきて石垣に止まりました。裏面だけでしたが撮影することができたのは、頑張ったご褒美でしょうか(単に悪運が強いだけ?)。欲張って、85mmマイクロレンズを出して近づこうとすると樹上へ飛んでいきました。

こんな内容しかなく、更新をやめようかとも思いましたが、まあこれも一日と思い直して、更新しましたので、内容について(写真のできも含めて)ご容赦ください。 

ここで、あまり面白くもない内容をちょっとお話します(チョウに関係ないのでスルーしてください)。

デジタルカメラの進歩は目覚しく、私の使っているカメラも何十分割して測光演算して露出を決定しているようです。チョウの写真撮影では、ほとんどの場合+-2/3程度補正するだけで適正露出で撮影できます。

ところが、黒かったり白かったり、時には光り輝くようなチョウでは、補正レベルが難しいケースもあり、補正したけど白飛びしてしまったこともありました。そこで、原点に戻り、スポット測光してから補正すれば被写体の大きさや背景に引っ張られることはなく、(チョウごとに)補正レベルが決定できるはず?なので、今回、アイノやらキリシマの撮影で確認したかったわけです。 まあ、答えは来年ということになりましたが、写真撮影に関しては、こうでなければいけないという絶対的な答えもないわけですので、所詮本人の好みの問題なんですけどね。

もう一つ、レンズのお話もします。

シグマの50-500を1ヶ月ほど使用した結果、大きくて重くやや暗いけれどよく写るレンズだなあと関心しております。「昆虫写真はマクロレンズで撮るべし」という持論が揺らぐほどです。しかしながら、このレンズを常時持ち歩くには重過ぎます。少なくとも私の体力では無理ですね。

各メーカー純正も含めて望遠ズームの秀逸さが望遠マクロの更新が遅れている原因の一つと思いますし、両社(CとN)の34も寄れる良いレンズであることも原因と思いますが、そろそろ200mmクラスの望遠マクロもリニューアルしてほしいものです。