6月10日(日)は、ベニモンカラスシジミを見に行きました

Tさんとは昨年の春以来ご一緒してないと思うんですが、ここ何回かは、めぼしいものが撮影できていませんでした。本日は、朝一番で適当に叩いたクヌギからクロミドリシジミが飛び出してきました。こうゆうツキのある日は大切にしなければいけません。とはいっても、Tさんの場合は、ちゃんと裏づけがあるんですね。クロミにしてもちゃんと分布域やどのような林を好むかをよく承知した上での結果です。

さて、ベニモンカラスシジミですが、これもちゃんと裏づけがあるようです。この場所へ来ることは、二人とも異論がなかったわけですが、私は昨年の撮影記録を根拠としていましたが、Tさんは、冬期の食樹(コバノクロウメモドキ)や卵の調査を実施しており、そのポイントを中心に探索という具合です。

ちょっと遠目ですが、ベニモンカラスシジミ♂の翅表がファインダーに入りました。浜松市2012.06.10 D7000+200mmマイクロ(トリミング)
ちょっと遠目ですが、ベニモンカラスシジミ♂の翅表がファインダーに入りました。浜松市2012.06.10 D7000+200mmマイクロ(トリミング)

朝10時前に現地に到着すると、誰もいません。とりあえず、食樹のあたりを見ていると、なにやら怪しげな影が飛んでいます。間違いなくベニモンカラスシジミのようです。期待しながら観察しておりましたが、もう1頭現れたかと思いきや、飛ばなくなりました。「うーん、交尾の可能性が高いね」という二人の結論でしたが、確認する術もないので、ウツギの花を見てまわることとしましたが、それらしき影は見つかりません。ここで、神奈川のUさんとお遭いして、昨年Uさんが撮影されたウツギの場所などを見て回りましたが、やっぱり見つかりません。しかたなく、3人で先ほどの場所へ戻ったところ、クロウメモドキの周りを雌らしき個体が飛び回っています。産卵の始まりです。

しっかり撮影したつもりが、カメラトラブルです。撮影した大部分は露出が変です。変というレベルではなく、真っ暗か真っ白、撮影を続けるとついにエラーの表示が出ました(貴重な写真のほとんどはボツとなりました)。

3人で別の場所へ向かうとSAさんとSEさんとバッタリ(本当は想定内の出来事)、一通り探索した後に三度、前のポイントへ戻ると、今度は、撮影可能範囲内に雄がテリ張りをしています。5人でゆっくり撮影した後、ご三方は、ウツギの花へ向かいましたが、Tさんと私は、十分に満足して帰途につくこととしました(Tさんは関東方面へそのまま出張)。

本当にお疲れ様でした。また、ありがとうございました。

(二人で行ったクモツキ、ベニモン、イエローバンドと連敗中でしたが、今回連敗ストップとなりました。)

やはり、このクラスの蝶を狙うとなるとレンズへの投資が必要です。328はちょっとムリなので、何にしましょうか?できるだけ明るいレンズがほしいなあ。