6月5日(火)は、再び志摩半島へ向かいました

先週末は、いろいろ用事があり、2日(土)の午前中しか自由になる時間がなかったので、朝早く(5時前)に家を出て、志摩半島へ向かいましたが、目的の蝶は飛び上がっていく後姿を見ただけでした。

まあ、来年しっかり撮影すれば良いかと思っていたところ、翔さんからキナンウラナミアカの撮影ポイント情報があり、来年まで待てない→明日にでも行きたい→今週休めるのは何曜日→火曜日は休めそう→火曜日休む ということで、5日の火曜日は朝早起きして出かける予定が・・・、最悪の二度寝をしてしまい、すでに5時近くあわてて飛び起き出発しましたが、高速道路が集中工事で一車線規制のため、6時前なのに渋滞(涙)・・・。

やっと見ることができた比較的新鮮なキナンウラナミアカシジミ♀(上翅外縁の黒が雌の証)志摩市2012.06.05 E-5+EC14+ZD50mm
やっと見ることができた比較的新鮮なキナンウラナミアカシジミ♀(上翅外縁の黒が雌の証)志摩市2012.06.05 E-5+EC14+ZD50mm

 

現地到着8時過ぎ、当初の予定より2時間遅れで今にも雨粒が落ちてきそうな空を見上げながら、ウバメガシをチョンチョンと叩くとすぐに橙色の影が飛び立ちます。キナンウラナミアカシジミ(ウラナミアカシジミのウバメガシ喰い紀伊半島南部亜種)の登場です。まあ、天気も今一なので、勢いよく飛ぶことはなく、何とか撮影することができました。

こうなると欲が出てきて、海を入れた広角写真が撮りたいとか、開翅写真が撮りたいとか、交尾写真が撮りたいとか思うんですが、そうはうまくいきません。1時間ほどで雨粒が落ちてきて早々に撤収の運びとなりました。 

 

思いの外早く帰宅できたので、サツマイモの苗を買ってきて二畝ほど植えました。このところの少雨で畑は、カチカチ草だらけで撮影より遥かにしんどい思いをして何とか終了(午後7時半)。疲れがたまってきているので、ざあっと雨が降ってきて、完全休養日なんていいかもしれないですね。

手元にある保育社の古い図鑑「原色日本蝶類生態図鑑Ⅲ」(1984年発行)のウラナミアカシジミの記載には、ウバメガシ喰いの亜種は載っていません。それどころか、食餌植物の項目に、「飼育ではウバメガシを除くコナラ亜属を与えて成長することが分かっている。」とわざわざ記載されています(ウバメガシで育たないとは書いてないが、そういう意味?)。