5月の北海道撮影行を振り返って

撮影時期と撮影場所について

3月に沖縄から帰った直後は、5月に与那国島へ行くつもりでした。中部国際空港(セントレア)からだと4日間の日程で中2日しか撮影できないので、効率が悪いなあと考えていたときに昨年北海道へ行ってないし、アポイ岳のヒメチャももう一度見たいし北海道にしようと思いつきました。

スカイマークの格安航空券を検索していると、木曜出発で月曜帰着だと片道8,800円で行け、往復17,800円なので、即決いたしました。

日程が決まれば、あとは撮影場所ですが、初日を除き、ほぼ終日撮影可能なので、一番天気の良さそうな日にアポイ岳に登り、十勝のチャマダラセセリに1日、あとはどこへ行こうかという感じで撮影場所を決めていきました(ヒメギフも検討)。十勝のチャマについては、maedaさんに案内をお願いしたところ、快く引き受けていただいたので、3日目の土曜日にアポイ岳、4日目の日曜日に十勝地方という計画としました。

出発数日前の天気予報では、比較的良い天気が続きそうだったんですが、出発直前になって天気予報が悪いほうに傾いたので、2日目もアポイ岳に登る計画に変更したところ、さらに天気予報は下方修正され、3日目は全道ほぼ曇で、アポイ岳は無理という状況となり、結局、アポイ岳は1日のみで残り3日間は十勝地方という結果となりました。

馬の背から見たアポイ岳山頂(右のピーク)と吉田岳(左のピーク)、手前の稜線にヒメチャマダラセセリが飛んでいます
馬の背から見たアポイ岳山頂(右のピーク)と吉田岳(左のピーク)、手前の稜線にヒメチャマダラセセリが飛んでいます

レンタカーや宿について

レンタカーについては、いつものとおり小型の普通車を予約したところ、当日用意された車は、ワンランク上のインプレッサでした。このような経験は以前にもありましたので、特に驚きませんでした。もちろん、料金は同じですが、燃費の悪い車というデメリットと林道に強いというメリットで相殺というところでしょうか。

宿は基本民宿が多いんですが、今回は様似町の駅前民宿に連泊後、ルートイン帯広に一泊、4日目に民宿田園に泊まりました。細かいところは別として、料金とサービスの内容にはほぼ満足していますし、特に駅前民宿の良心的な料金とサービスと田園の料理は機会があればもう一度行ってみたいと思っています。

音更町の道の駅で食べた黒豆ソフト(200円)、気温9℃の下で美味しくいただきました。
音更町の道の駅で食べた黒豆ソフト(200円)、気温9℃の下で美味しくいただきました。

最終日、晴れ間がなかなか出てこなくて、音更町にある道の駅でお土産を物色しているとき、気温9度下で上のソフトクリームを食べました(おいしかった)。また、看板の裏にジョウザンシジミとキリンソウの写真があったので、関係者の誰かに蝶の好きな人でもいるんでしょうか。

 

 

ジョウザンシジミ

中札内村の崖でもジョウザンシジミを撮影しましたが、今回は音更町の河川敷で撮影したジョウザンシジミです。

ヒメシロチョウとエゾヒメシロチョウ

北海道では希なヒメシロチョウです。エゾヒメシロチョウとは前翅の角度や形が違います。いわゆる混生地ですが、発生時期が少しずれているようです。撮影できてラッキーでした。

ヒメチャマダラセセリ

飛翔写真はピントが今一なので掲載しませんが、粘った甲斐あっていろいろな写真を撮ることができました。

チャマダラセセリ

チャマダラセセリ雄の写真も少し追加します。

アカマダラとサカハチチョウ

サカハチチョウが見られるようになると、アカマダラはそろそろ終わりのようです。

今回の撮影ではなんと言ってもチャマダラセセリです。中部地方では激減しており、撮影場所も限られます。今回、maedaさんの案内がありましたので、しっかり撮影することが出来ました。雄の吸水写真は代わり映えしないので掲載しませんでしたが、いったい何枚シャッターを切ったことでしょう。