10月下旬、秋が深まる愛知県で蝶の撮影

先週は南伊勢町に行ったんですが、目的のサツマは目撃しただけでしたので、パスと言うことにします。今年は3月以降いろいろあったので、いくつか書きかけでパスしてしまいました。

最初はいつものとおり、食べ物ネタから始めます。

南伊勢町にある丸魚という食堂の煮魚定食です。大松屋の天丼にしようかと思ったんですが、胸焼けがしそうで・・・。
南伊勢町にある丸魚という食堂の煮魚定食です。大松屋の天丼にしようかと思ったんですが、胸焼けがしそうで・・・。

10月25日の朝、自宅でちょっと撮影

朝、表へ出てみると、いろんな蝶が目に入ります。今から翅を開くので撮ってちょうだいと語りかけています(気のせいかなあ)。

興味を引いた内容をちょっと、先日紹介したエンサイの花(空心菜とかいろんな言い方がありますが)に吸蜜に来ている蝶がいます。朝顔の仲間なので、蜜まではかなり距離がありそうです。案の定、イチモンジセセリの吸蜜を見て納得をしてしまいましたが、これではミツバチを始めモンシロチョウなどでは歯が立たない(歯ではなく口吻ですね)ようです。

もう一つ、結局成立しませんでしが、ウラナミシジミの求愛風景をどうぞ・・・、結局成立しなかったんですが・・・、3分くらいで雌が嫌がって飛んで行っちゃいました。

10月最後の土曜日は、渥美半島まで行ってきました

クロマダラソテツシジミという蝶は、数年前まで沖縄でも珍しかったと思うんですが、現在では八重山だけでなく、沖縄本島でもあちこちで見られる普通種となっています。

この蝶を「クマソ」と略すようですが、どうも馴染めません。蝶の略しかたって、例えば「バシロ」とか「ネキ」とか「ワンツ」など和名の一部を切り出すケースが多いように思うんですが・・・。「クモツキ」とか「カラタカ」という例でも連続した文字が入っており、十分に想像できる範囲なんですが、「クマソ」は「YMO」とか「WHO]とかと同じく頭文字を繋げただけで、これ何???というのが本音ですね。

まあ、こんな蝶をわざわざ見に行くかなあという気持ちと、折角愛知県で発生しているんで見ておきたいという気持ちでお出かけしました。

前日、前々日と飲んでおり、いつものとおり遅い出発です。とりあえず7時過ぎに出発できたので、まあ良しとしましょう。

ソテツの情報は地元の人からどこに生えているか入手済みでしたので、行く前から撮ったも同然(最近このパクリが多くなっているかもしれません)のつもりでしたが、行ってみるとなかなか大変でした。

まず本命の場所へ10時前に到着すると、すでに網を持った人が二人歩いています。このようなときは、まず無理をせずにできるだけ離れた場所から攻めるんですが、ボロの雄が1頭見つかっただかで、目に飛び込んでくるのはウラナミシジミとヤマトシジミだけです。

やむを得ず、蝶屋さんに声をかけます。「どうですか?」・・・「一頭採っただけです。」このやりとりで、渥美半島の先端近くにあるお寺「帰命寺」まで行き、さらに伊良湖岬のソテツも確認しましたが、クロマダラソテツシジミどころか喰痕もありません。しかたなく、最初のポイントに戻り探すことにしましたが、喰痕がみられる株や葉を切り取った株があったので、そこを中心に探すこととしました。

本堂の前にあるソテツには、喰痕が全くみられず、成虫も飛んでいませんでした
本堂の前にあるソテツには、喰痕が全くみられず、成虫も飛んでいませんでした

クロマダラソテツシジミは雌雄合わせて数頭みることができ、撮影できたので帰ろうとすると、先ほどの二人づれの蝶屋さんと再会しました(別に会いたかったわけではなかったんですが)。

「どうですか?」・・・「1頭採ったのみです。火曜日に来た人は沢山採ったようなんですが・・・。」。ちょっと気の毒になり、先ほど撮影した藪を指して「あそこを叩いてみたらどうですか。」・・・。「こんなところですか?」・・・。気が乗らない様子でしたが、フラフラと雌が飛び出してきたところをネットインして、「これ、そうですか?」・・・、「あっ、そうだ。ありがとうございました。」。ちょっとお節介でしたかね。

こんな蝶だからどうでもいいんですが、街路樹にいる幼虫を葉ごと切り取るとか、止めましょうね。とはいえ、同じ蝶が好きな者どうし罵倒することも、お互いやめましょうね(マイノリティ同士ですので、お互い節度ある行動をしましょう)。

いよいよ、来週から11月に入ります。ほぼ、今年の撮影は終了なんですが、ルーミス1回も行ってないよなあと思いながら、心は来年の予定に向かっています。