8月2日は平日ですが、オオゴマシジミを見に行きました

7月最後の週末にオオゴマを見に行く予定でしたが、天気があまり良くないのと、ちょっと疲れも出ていたので、遠出を避けました。8月に入り、あまり遅くなるとオオゴマシジミは雌ばかりになってしまいます。ちょっと遅い感はあったんですが、松本市(今では広すぎ)まで出かけました。
オオゴマやゴマの時期になると、今年新しく羽化してくる蝶もあとわずかで、ハイシーズン終了間近となります。ムモンアカシジミ、キベリタテハとかベニヒカゲくらい?で、そろそろ終盤戦が近づいています。

撮影ポイントに着いたのは8時を過ぎていました。オオゴマシジミを見るだけなら急斜面を登る必要はないんですが、産卵や交尾を撮影するためには、かなり急な斜面を登る必要があります。一応熊よけの鈴もつけて、よじ登ります。斜面には一面カメバヒキオコシやクロバナヒキオコシが生えていますので、あまり踏みつぶさないよう(といっても無理かも)に登りますが、上の方ではすでにオオゴマシジミが数頭飛んでいます。明らかに大きな雌の方が多い感じですが、そこにやや擦れた雄がまとわりつきます。

オオゴマシジミ♀(上)を撮影していたら♂が飛んできて♀が飛び立ちました
オオゴマシジミ♀(上)を撮影していたら♂が飛んできて♀が飛び立ちました

昨年はカメバヒキオコシに産卵していた雌を撮影しましたが、今年はクロバナヒキオコシに産卵しています。産卵後の雌はゆっくりと翅を開く習性があるようで、翅表もしっかり撮影できました。予想通り、雄の撮影には、やや遅過ぎたようで、擦れた個体が多く、数も少ないようで、やはり、先週末に来なくてはいけませんでした(交尾済みの雌ばかり)。
1時間ほどで暗くなってしまったため、ほとんどの個体は樹上へと消えていきました。撮影を切り上げようと斜面を下りていると、京都のFさんが道を歩いています。やはり飛ばなくなったので、別の場所を探していたところのようです。産卵を撮影できる旨お伝えしたところ、脚立を使って斜面まで来ていただき、ずり落ちながらさらに斜面を登って撮影されていました。その後、かなり擦れてはいましたが、雄の開翅も撮れました(オオゴマシジミの写真はこちら)。

しばらくすると、雨が落ちそうになってきたので、もう少し南のゴマシジミやアカセセリを撮影するために移動、しばらく撮影した後、午後1時半を過ぎたところで、木曽町へホシチャバネセセリの撮影に向かいました。ホシチャも擦れた雄と新鮮な雌が数頭見られ、鮮度はともかく3か所で目的の蝶が撮影できたので、天気の割によい1日となりました。