海の日を含む三連休は常念岳から上高地へ

昨年も常念乗越まで、ミヤマモンキチョウとタカネヒカゲを見に行きましたが、ちょっと時期が遅かったので、今年再挑戦です。同じルートではつまらないので、蝶が岳を経て上高地へ下りることとしました。

常念乗越から見た槍ヶ岳です。2日目の朝ですが、雲一つない快晴です。
常念乗越から見た槍ヶ岳です。2日目の朝ですが、雲一つない快晴です。

 

7月16日(1日目)

昨年は、一の沢駐車場を6時に出発したんですが、今年は、常念小屋で一泊するので、出発がやや遅くなってしまい、8時出発(遅すぎますね)となりました。

今回は、山登りが好きなFさんと一緒です。胸突き八丁の少し手前の登山道を歩いていると、オレンジの登場です。まさかと思いながら確認するとクモマツマキチョウ♂に間違いないのですが、11時を過ぎていて、止まりそうもないので、空中戦を望むしかありません。翔さんなら一発で決めるところでしょうが、そうもいかず、やっとの思いで証拠写真を撮影できました。荷物を下ろして一時間ロスしての撮影でした。

常念小屋に到着したのは、午後3時を過ぎています。昨年に比べ大幅に遅れており、とても蝶の撮影が目的と思えない状況です。それでも、小屋へ荷物を下ろしてすぐに撮影です。

タカネヒカゲは、昨年より新鮮で数も多いようです。ミヤマモンキチョウは、雄のみが飛んでおり、その上、タカネヒカゲに追いかけられて吸蜜もままならないようです。時間もないことなので、とりあえず、タカネヒカゲに絞って撮影することとしました。

 

7月17日(2日目)

山小屋ですが、この時期ですから、1畳に2名という過密もやむを得ないところです。

いつものことながら、日の出に間に合わず、5時前にカメラを持って寒ーい外に出ました。

 

朝焼けの常念岳ですが、手前の緑色に見えるところ(結構広い)に蝶が飛んでいます。
朝焼けの常念岳ですが、手前の緑色に見えるところ(結構広い)に蝶が飛んでいます。

 

まあ何となく撮影して、朝食をすませて、撮影です。6時ではさすがに気温が低く、蝶は飛んでいませんが、アブやハチは活動が始まっており、飛び出すのは時間の問題です。先にタカネヒカゲが現れると思っていましたが、6時30分頃飛び出したのはミヤマモンキチョウ♂です。雌を探すように飛翔をしており、なかなか止まりません。しばらくするとタカネヒカゲの登場ですが、昨日の夕方のように両種が絡むことはありませんでした。

7時を過ぎる頃から吸蜜する個体が見られるようになったので、ミヤマダイコンソウで撮影することができました。

ミヤマモンキ♂が遠くのハイマツにアタックしています。よく見ると♀(撮影時は余裕がなくひたすら撮影、汗)のようです。槍ヶ岳をバックに撮影できるチャンスが来ました。ここからひたすら広角撮影です。縦・横いろいろ撮影しましたが、横位置を掲載します。

8時を過ぎてしまいましたので、あわてて出発です。カメラを持っての行程はきついものでした。アップダウンの連続で、完全にバテバテ、日頃の運動不足と体重増加を嘆いてみても手遅れです。やっとの思いで、蝶が岳ヒュッテに到着したのは、午後5時です(途中、槍ヶ岳を見ながら昼寝をしましたが、気持いいですよ涙)。

缶酎ハイを2本飲んで、この日は終わってしまいました。

 

 

 

7月18日(3日目)

蝶が岳ヒュッテから徳沢に向けて下山です。連日の疲れから脚はもたもたですが、あまりゆっくりしていると天候は下り坂です。

徳沢に着くとお約束のソフトクリーム(本当はビールといきたいんですが、帰りの運転が待っています)です。

道端ではコムラサキに混じってオオイチモンジ♂も吸水に来ています。誰かおしっこしたのかな?
道端ではコムラサキに混じってオオイチモンジ♂も吸水に来ています。誰かおしっこしたのかな?

徳沢でもオオイチモンジの飛翔は見られましたが、撮影はできませんでした。河原でも♂を確認しましたが、あっさり、樹上へ消えていきました。右岸の明神近くのポイントに着く前に新鮮なツマジロウラジャノメ♀を撮影し、その後オオイチの開翅やへたくそな飛翔を撮影後、♀のポイントへ移動したところ、昨年、上高地へご同行したFさん(イニシャルだとややこしいかも)がいます。しばらく、談笑しながらオオイチ雌を眺めていましたが、バスターミナルへ向かい、電車、タクシーを乗り継いで明るいうちに一の沢へ到着し、11時過ぎに帰宅・・・疲れました。