6月最後の週末も、大変でした

6月最後の土曜日(25日)は、欲張りな予定を立てて、早朝フジミドリ、メスアカと続けて、ヒサマツを撮ってからキマルリへの転戦を考えていました。
結果は、通行止めのため、フジミドリとメスアカは不戦敗となり、大垣のヒサマツミドリポイントに到着したのは、9時を過ぎていました。車を降りると足下に無数のヒルがいます。天気もはっきりしないので、長靴を履き最小限の装備で車を出ました。砂利のところにはヒルはいないので、そのような場所で待っていると薄陽が差してきて、遠くでヒサマツが飛び始めました。翅を開いた様子は、かろうじてヒサマツ♂と分かるレベルですし、新鮮な個体であることが分かります。

 

こんな写真見たくもないかもしれませんが、足下で蠢いています。
こんな写真見たくもないかもしれませんが、足下で蠢いています。

もう少し低くて近い位置を探して、(いろんなところでお会いしている)Yさんという採集者と話していると、木漏れ日の中をヒサマツが下りてきます。目線より少し上にとまりましたので、裏面を撮影させてもらい、ネットイン。もう1頭も同じように下りてきました。本当はもう少し待って下さいと言いたいところを我慢して裏面のみの撮影です(待てば必ず開翅します)。
多くの採集者は、蝶がとまる、吸蜜、開翅などの行動を否定することがよくあります。このことは、その人にとっては真実なんでしょうが、もしネットインしなければ、その後、蝶がどのような行動をとったかは、知るよしもありません。「蝶の傍らに」というタイトルには、蝶とゆったりした時間を過ごしたいという思いもあるのですが、撮影中は自分中心の行動となることが多く、大いに反省しなければいけませんね。この後、ヒルにやられまして、その写真もあるんですが、アップするのはやめときます。
昼頃に切り上げて、岐阜県美濃地方のやや北へ移動しました。目的はこの時期に発生するキマダラルリツバメ(キマルリ)です。午後3時過ぎにポイントに到着すると見慣れた御仁がおられます。翔写真館の翔さんです。情報源は同じSさんなのでピンポイントです。目的のキマルリはなかなか現れませんでしたが、4時半頃、網を持ったやや若い採集者が来たところで、翔さんが見つけました。私はボーとしてただけで、後追いで確認(視力の性か注意力散漫か)し、採集者の方も遠慮されたので、何とか撮影ができました。
いろいろあって、満足のいく撮影ではなかったんですが(すべて自分の性)、翔さんの判断の良さは見習わなければなりません。

日曜日も当然出かけたんですが、特筆すべきことも写真もないので、土曜日分だけです。日曜日の分は、いずれ何かしら役立つ日が来ると思います(きっと、無駄にならずにすむでしょう)。