豊橋市飯村町(その後の状況)

毎年10月になると、志摩半島へサツマシジミを撮影に行くのですが、今年は止めることにしました。理由は、豊橋市でもサツマシジミが普通に見られたからです。とはいえ、今年見られた時期は、5月から7月までの約2か月でした。

豊橋市飯村町の3次林?の道をよく散歩しています。5月に第1化(越冬世代)と思われるサツマシジミが沢山見られたことを報告しましたが、6月には、サンゴジュで育ったと思われる第2化(第1世代)がさらに数を増して見られました。このことから、豊橋でのサツマシジミは、すでに普通種並みと考えていたのですが、この考えは甘かったようで、7月上旬まで見られたサツマシジミは、その後全く見ることが出来なくなりました。8月になってから、あわててシャシャンボの花(蕾)も調べてみましたが、幼虫は発見できませんでした。10月も半ばになっており、すでに2世代ほど経過していると思われるのですが、どこへ行ってしまったのでしょうか。今となっては、来春までに戻ってくれることを願うばかりです。

6月に撮影した写真を少し掲載しますが、来年はサンゴジュ(果樹園の防風林などに利用)を中心に県内の発生状況も調べてみたいと思っています。

 

それから、この雑木林では10月に入ってからムラサキツバメが見られるようになりました。この場所ではマテバシイを確認していないのですが、10月8日(金)の昼休みには雌雄合わせて4頭の新鮮な個体を確認しましたので、近くで発生しているのは違いないと思います。10月に入って豊橋市のマテバシイのひこばえを何か所か探してますが、幼虫は全然見つかりませんでした。

10月10日(日)は思いの外、好天となったので、比較的近場の刈谷市と碧南市のマテバシイ(街路樹)を見に行きました。刈谷市では、ひこばえの食害葉を裏返すと幼虫がしっかりついていましたが、碧南市では道路の拡幅で、ほとんどのマテバシイがありませんでした。遠目ですが、(碧南市の)公園にもマテバシイがたくさんあるようなので、来月になったら見に行こうと思っています。

明日は、兵庫県までシルビアシジミの撮影に行ってきます。