8月8日(日)は、松本市から木曽町を経由して帰りました

朝5時に起きて、昨日の夕方に見つけたゴマシジミを撮影に行きました。残念ながら、昨日止まっていたススキでは見つけられず、周辺を探しましたがいませんでした。

しかたなく、他の場所へ探しに行くと、朝早くから草刈りをされている農家の方がおられましたので声をかけますと、やさしい口調ではありますが、お怒りのようです。理由を尋ねますと、蝶を採りに来た人が、草を倒してしまう。本来ならもう少し遅い時期に刈るのだけれど、今日刈っているとのこと。かなり嫌味を言われながら、その場を立ち去りました。一通り探したところ、草地の中に1頭だけ見つけましたが、私有地につき、立ち入り禁止の看板があり、眺めるだけとしました。

2~3年前までなら、あちこちで撮影可能でしたが、ちょっと難しい状況です。この地域の草地は、かつて牛の餌として利用されていましたが、現在では牛を飼っている人はいなくて、9月初めに刈った草を積んで堆肥にして田畑に入れているそうです。また、Y集落では、ワレモコウがかわいらしい花なので、刈り取らずに残すようなこともやられているようです(以上、宿主の受け売り)。

これらの草地もいずれ刈られなく(利用されなく)なれば、すべて、森に戻ります。

とりあえず、朝露の降りたアカセセリと萩に吸蜜に来たゴマシジミ♂を載せておきます。どちらも、気合の入らないショットですが止むを得ません。

木曽町の草地では、Mさんとお会いしましたが、今年何度目でしょうか?本当にお世話になっています。この場所ではホシチャバネセセリを撮影しましたが、羽化したばかりのヤマキチョウには逃げられてしまいました。実は、攻撃的な蟻がいるようで、撮影していると、ズボンを這い上がってきて撮影どころではありませんでした。

近くの直売所で買い物をしていると、なにやら遠くで感じの違うジャノメチョウが飛んでいるので、近づいてみますと、なんとツマジロウラジャノメです。この地で見るのは、44年ぶりになります。本当は、もっと新鮮な♀もいたのですが、戯れた後に立ち去ってしまいました(残念)。